2008-03-16

チベット問題を考えてみた!


思想信条をどこに置くのか、自分で決められるのが現代のすばらしいところだ。そのために、世界中の先人は、多くの犠牲を払ってきたのだということを、忘れてはいけない。

チベット(中国いうところのチベット自治区)で、紛争が起きているらしい。らしい、というのは、中国が第三国の介入を拒否しており、正確な情報が判らないからだ。こと中国やチベットの問題になると、なんでも「とにかく無事にオリンピックを開催してほしい」と帰結するメディアが多いように感じる。オリンピックは、いつから至上の価値になったのだ。その実体は、国際的な政治会議でもなんでもない。ただの商業イベント※ではないか。ナチス・ドイツ政権下でのベルリン・オリンピックと同じじゃないか、と思うのは間違っているのだろうか?
※以上は形式を非難しているのであって、これまでの記録や、参加する、そして参加を目指すアスリートの方々や、関係者を貶める意見ではないことを書き添えておく。

そう、商業イベントなのだ。その開催のために、世界中が、中国共産党におもねらねばならない。この現状というのは、資本主義を掲げる世界観の敗北ではないのか。もし、日本政府やマスコミが、胡錦濤(コキントウ)中華人民共和国国家主席の訪日を穏当に済ませたいがために、この問題を看過したいのだとしたら、私は笑う(ちなみに胡錦濤は、まさにチベットを武力で制圧・管理することで名を成したと言われている人物だ)。
そんなことを考えながら、ハリボーのグミを噛む。日本は平和だなあ。

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