2010-05-28

芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション2 (角川ホラー文庫)
そんなわけで乱歩漬けです。『芋虫』江戸川乱歩ベストセレクション2 (角川ホラー文庫) 。
【収録作品】
・芋虫
・指
・火星の運河
・白昼夢
・踊る一寸法師
・夢遊病者の死
・双生児 ――ある死刑囚が教誨師にうちあけた話――
・赤い部屋
・人でなしの恋

先の『黒蜥蜴』は、少年探偵団シリーズへ通ずる健全さを背骨にした長編でした。しかしこの単行本に収録された九篇は、グロテスクといおうか、露醜の美というべきか、人の情慾とか情念とかが包み隠さず描かれているのです。読んでいて胸が詰まります。「指」と「火星の運河」はちょっと別物ですけれどね。

おすすめは「赤い部屋」と「人でなしの恋」。これを小学生の自分に読ませた自分が憎らしいったら! まったく、江戸川乱歩の耽美的な変身嗜好が、今の人格形成にひどく影響を及ぼしたに違いないのです。責任をとってほしい。

2010-05-22

眠れないなら眠らなければよいじゃない。の件

仕事収めの連戦はキツかった……。
ひと月ばかり、2日実動(2時間仮眠)しては帰宅後に6時間寝るというアクロバティックな生活を余儀なくされたためか、まったく眠れない日々を迎えています。身体はともかく、脳が「徹夜」を常態として認識しちゃっているんだと思います。
そんなわけでせっかく時間があるのだし、頭の中もすっかりカラッぽになってしまいましたから、こまめに本を摂ることにしました。

黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション5 (角川ホラー文庫)

まずは江戸川乱歩の「黒蜥蜴」。小学生の時分に読んだ憶えがありますが、今でも新鮮に楽しめました。物語の節々で「ハッ」と思わせるような言い回しや、独特の艶やかな文体が心地好いです。やっぱり日本語の娯楽はこうでなきゃあ。
でもせっかく田島昭宇を起用するなら、挿絵も何枚か用意してほしかったなあ……。

2010-05-09

移動中でも大丈夫! な件

私の場合、仕事がきわまるとブログの更新が滞るわけですが……。
考えるまでもなく、これからはThinkPadで書けばよいのではないか。
そんなわけで、JRの中で打っています。試しにupしてみよう。

2010-05-02

マネージメントも楽じゃない件


うひゃー。
最優先の仕事がようやく折り返し地点ということで、3週間ぶりに人心地ついてます。
ご心配をおかけしております。

なんかですね、この間に携帯止められたり、部屋の前の道路が1車線増えたり、プライベートはかなり死に体でしたわよ。おかげさまで生活基盤がむちゃくちゃです。人生のマネージメントをどうにかしないと……。